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洗礼を受けるまで 救いや信仰や真理を求めることを一般に「求道（きゅうどう）」といいます。求道中の方のことを、教会では（すでに「教会員」である「信徒」に対して）「求道者」ということがあります。分かりやすく言うと、「まだ洗礼を受けていない方」のことです。もちろん、信仰の完成した信徒などいませんから、「全ての信者は死ぬまで求道者だ」とも言えます。 ただ、洗礼には決定的な意味がありますから、洗礼に向かって生きている人と洗礼を受けて生きている人は、根本的に違う生を生きていると言えます。それで、洗礼以前の求道の時も、特別な意味を持つ時として大切にしたいと思いますし、心から求めておられる方々のために、できる限りのお手伝いをしたいと願っています。 教会のことや信仰のことなど、わからないことは遠慮なく牧師や長老、信徒の誰にでもお尋ねください。皆が何でも分かっているわけではありませんが、それぞれに神から与えられている賜物に従って、何らかの助けになるはずです。 キリスト教の信仰の中心は、主イエス・キリストです。キリストの福音を信じ、受け入れたいと願われたなら、いつでも牧師までお申し出ください。洗礼を願う方には準備会を何回か行います。そして教会の信仰に同意して（「信仰告白」といいます）洗礼を受けた人がキリスト者、教会員となります。洗礼を受けた人は、聖餐（キリストの体であるパンと、キリストの血であるぶどう酒（ぶどう液））に与って生きる者となります。 洗礼は、いつでもすべての人に向かって開かれています。また、主ご自身が招いておられます。教会一同も、求道中の皆さんが一日も早く洗礼をお受けになることを願い、祈っています。 |